新刊チェック(26/09/13-19)&お知らせ

スマホを消し、外を見ろ、相手の目を見ろ、世界の豊かさを感じろ
本屋lighthouse 2026.08.27
誰でも

昨日の開店投稿で「生成AIに作ってもらうよりてめえの手で描いたもののほうが最高に決まってるだろうがああああ!!!!もっと見せてくれみんなの手描き!!!!」と書いたらその気持ちが余計に昂り、脳がシュビドゥヴァしたのかたのしい企画を思いついてしまいました。

・本を読む

・その本の感想や、本を読んで思い出したこと、読んでいる日々の記録、などなどを手書きで記録する(文字、絵、などなんでもよし)

・その記録を集めて本にする

以上。巧拙問わず。うまく書けない文章、思い通りに引けない線、読めない文字、むしろそれを見せてくれ!!

もう少し企画を練ってから始動します。

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新刊チェック(26/09/13-19に刊行予定の本) *入荷は少し遅れます

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Puolukka Mill おにんぎょさん。

9784991461811

“群像小説新人賞を受賞した著者が、これだけは世に出したかった作品を大幅改稿し単行本化。一見異常な愛の形に見えるかもだけど、みんなこのぐらいおかしいよね?”。当店出版部から小説『十七回目の世界』を刊行しているPuolukka Millの折小野さんですが、自身で立ち上げた出版部で『夏を待つ』を刊行し、次がこれ。フィルムアート社が始めた《First Archives》シリーズと同様の動きで、これを本屋も自分で出版部を動かしてやり始めてしまう、というのがとてもよい。『十七回目の世界』も京都文学賞で優秀賞をもらっているのに本にならなかった、というところから本屋lighthouse出版部での刊行になったので、その流れを折小野さんも引き継いでいるというのが、個人的な激熱ポイント。このあたり、9/5(土)に開催する機械書房・岸波さんとのイベントでも話すことになると思います。

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みすず書房 死がふたりを分かつとき

9784622098539

“2019年、米国の著名な精神科医アーヴィン・ヤーロムの妻で仏文学者のマリリンは、がんと診断される。マリリンの提案で、ふたりは、病気や死と向き合う日々を一章ずつ交互に執筆し、一冊の本に仕上げることにする”。これを『急に具合が悪くなる』と併置して紹介することには慎重になるべきなのだろうけども、そうしたほうが「売れる」のは確実だし、どうしても我々は「似ているもの」を見つけると並べたくなってしまう。だからこそ、出版社や本屋がなにを大切にすべきか、踏み越えてはいけないラインはどういうものなのか、といった答えの出ない問いに向き合う必要性のようなものを感じますね。本には「他者の人生を消費=搾取する」一面があるし、そのことから私たちは逃れられない。

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以文社 三月十一日に波に乗ろう

9784753106028

“それぞれの思惑でここに集い、共に波に乗り、食卓を囲み、語り、またそれぞれに去って行く人々。それだけなのだとあの子たちは言います”。3/11に波に乗るということ。それは誇張なく、ひとりひとりに違う記憶や現状があり、どういう思いでその場にやってきて帰っていくのかにも違いがあるということ、そのすべてを他者がどうこう判断したり評価したりすべきではないこと、そういったものが本という形になったもののように思えます。だからこれも「こういう本です」という書き方をすべきではないし、実際に書誌情報ではそういう書き方をしていない。「売れる」と「たくさんの人に読まれる」は実際にはイコール関係ではないし、「たくさん読まれること」が必ずしも「よいこと」ではない場合もある。そういうことを忘れた出版/本に、紡げる未来はあるのか。

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人文書院 焦土資本主義

9784409041369

“インターネットとテクノ資本主義が、人間の主体性と創造性を奪い、自然環境を破壊し、社会の分断を加速させることで、世界はいまや可能性を失った焦土と化している”。先日わからんわからん言いながらどうにか読んだ(そしてわからんかった)『知覚の宙吊り』(平凡社)の著者の本なので、私は興奮している!確かにわからんかったけど、“スマホを消し、外を見ろ、相手の目を見ろ、世界の豊かさを感じろ”というのは『知覚の宙吊り』からも感じとれたことなので、本書もきっとわからんわからんなりながら読めるはず……というか、そういう在り方をこそ私たちは大切に保持すべきなんだと思います。SNSなんて「わかる」ものだけが「ウケる」仕組みになっているわけで、そうなると本だって「わかる」ものだけが「売れる」ようになる。だから本が読まれなくなるんです!SNSをひらけば「わかる」ものが「無料」で読めるんだから!ということで、SNSで(あるいはSNSでウケるようなやり方で)本の宣伝するの禁止ね!もう一度引用!“スマホを消し、外を見ろ、相手の目を見ろ、世界の豊かさを感じろ”。そして既刊『24/7 眠らない社会』(NTT出版)も気になるから発注しちゃおう〜。(わからん!の様子はこちらで確認できます)

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ビー・エヌ・エヌ スーパーストーム

9784802513784

“今日の政治的コミュニケーションは、視覚的なイメージの生産・流通・消費によって成立しています。しかし、その渦中にいるはずのデザイナーたちは、イメージが溢れる“メディア”の正体を直視することができていません。デザイン制作物を介さないインタラクション、アルゴリズムによる増幅、ディープフェイク、AI支援の宣伝工作──それらはいつしか、政治が営まれる日常の一部と化しました。著者がこの制御不能な情報環境に与えた名前は、「スーパーストーム」”。上記クレーリーの本たちとまとめて読みたい1冊な気がします。デザインと知覚(注意と散漫)。自我を保っている=集中のコントロールをできているつもりですでに飲み込まれている、それが我々現代人なのだとしたら……。

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太田出版 わからないまま母と生きる

9784778341466

“衝撃のデビュー作『夫のちんぽが入らない』から約10年。50歳を迎えた作家・こだまが、折り合いの悪い母との、ちょうどよい距離感を探っていく”。ということで、こだまさん新刊エッセイ集。今年、新刊出しまくり。ゆえのイベントタイトル「急に新刊出しまくる」は9/30(水)でございます。詳細はこちら本の予約も開始してます。相変わらずいろんなことで意地張ってていい感じです。こだまさんが意地を張ると事件が起こる。わかっていてもやめられない。

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今週のお知らせコーナー

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①定期読書会&イベント関連のお知らせ

・8月30日(日)14時〜16時 高橋くん読書会

→今回の課題テーマは毎夏恒例の「夏休みの読書感想文」。書いて提出、書こうと思って間に合わなかった、書くつもりなど一切ない!(しかしみんなのは読みたい)、などなど動機は不問。特に申し込みは不要です。自由参加。ツイキャスでも流します。zoom参加希望者はbooks.lighthouse@gmail.comまで連絡ください。

・9月21日(月・祝)12時〜14時 「文学作品をわからないわからない言いながら読む会」

→今回の課題本はペ・スア『遠きにありて、ウルは遅れるだろう』(白水社)。詳細と申込はこちらから。

・9月20日(日)14時~19時 刷る刷るクラブ(主催:FROM THE HELL MAGAZINE/ayano)。定期開催になりました。シルクスクリーンでええ感じのデザインを印刷しようぜ〜、というイベント。予約は不要、参加費と印刷したいもの(Tシャツとかトートバッグとか)を持ってきてください。あと世界平和の気持ちね。詳細はこちらから。

②〈特別イベント関連〉

・〈映画上映会〉6月28日(日)映画『医の倫理と戦争』上映会は無事終了。好評だったので近いうちにまたやります。会場は店内奥の部屋。会費は無料です。詳細はこちらにて。

・〈店内イベント〉9月5日(土)13時〜15時 岸波龍『四坪の本屋はなにを考えているのか』(書肆imasu)刊行記念イベント 「幕張と本郷の本屋はなにを話そうとしているのか」、開催します。詳細と申込はこちら

・〈出店イベント〉9月19日(土)はときわ書房志津店で開催のブックフェス「誠にすいませんが閉店します!さよなら、志津BOOKフェス」に出店しています(幕張のお店はお休み)。詳細は随時更新

・〈店内イベント〉9月30日(水)終日 こだまさん在店イベント「急に新刊出しまくる」を開催します。読書会風味のトークイベント、こだまさんのレジ打ち、ゲーム大会。トークイベントだけ有料で申し込み必須ですが、そのほかは無料・自由参加です。こだまさんがあわあわしている様子を見守りに来てください。詳細はこちら。新刊『わからないまま母と生きる』(太田出版)も予約受付中

・〈店頭フェア開催中〉「Write down your voice.」という日記プロジェクトを始めました。この世界を生き抜くための日記。そしてこの世界を変えるための日記。それを私たちの「声」で作っていくプロジェクト。店頭に設置した共有の日記帳に「あなたの日記」を書き込んでいく試み。気軽にそして真剣に、ご参加ください。詳細はこちら

③読書のSNS&記録アプリ「Reads」のアカウントも取得、運用しています。個人的に読んでいる本を中心に紹介、ただただ楽しくやっております。ウェブストアでは「最近Readsで紹介した本」カテゴリも作りました。見るだけならウェブブラウザでもできるので、ぜひチェックしてみてください→本屋lighthouseのページ

④ウェブストアを移転しました。新ストアはこちらです旧ストアは完全に停止しています。TシャツなどのグッズはSUZURIで販売中です。

ブルースカイのアカウントを開設していました。なお、Twitterの運用はほぼ終了しました。緊急連絡やDM利用などは続けます。あと、Twitterでしか告知ができない/していないアカウントに関わる告知なども、当面の間は続けます。通常のお知らせ系はほかSNSにて同時並行的におこないますので、ご都合よろしいものでチェックしてください。各種リンクはこちらにまとまっていますので、よーちぇけらー٩( ᐛ )و

⑥2024年5月より営業時間を変更しました。土日祝日はこれまでどおり12時〜19時での営業ですが、平日の営業時間を14時〜21時に変更。いままでより2時間後ろにずらします。会社帰りにも寄りやすくなると思うので、ぜひ帰り道に……。

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出版社の方へ:書評や本の紹介記事をこちらのレターにて配信することが可能です。執筆条件はこちらが叩き台になりますので、内容含め気軽にご相談くださいませ。

この新刊チェックは無料にて配信していますが、投げ銭はいつでも大歓迎でございます(50円以上から設定可能ですので、気前が大変よろしいときなどにこちらからお願いします)。

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