新刊チェック(26/11/15-21)&お知らせ
この新刊チェックは水曜配信が基本で、遅れても木曜には配信していることが多いのですが、今回はついに土曜日に……とにかく今週は大変でした。そもそもときわ志津の閉店が日曜日にあり、その翌日から2日間私は撤収作業に赴き、普段の幕張での労働の500倍の負荷がかかる作業をこなし、休みなく水曜からお店に、というか10月はいろいろありすぎて休みという概念があったのか、あったけど、私には足りない、なぜなら「はたらかないで、たらふく食べたい」をモットーにこの10年ほど生きているから……。
そのうえインテルネッツは大混乱、もはやインテルネッツ自体が世界そのものと化している現代において、この混乱から悪影響を受けない存在などいるのだろうか。本屋lighthouseに関しては、まずイベントの配信&アーカイブ販売に使っているツイキャスが緊急メンテナンスで一時的に利用不可になっています。そのため11月3日(火)に開催予定のスナック社会科イベントは延期になりました。11月はほかに2件イベントがありますが、こちらはいったん様子見です。ツイキャスの復旧が11月4日を目標に進められているとのことなので、4日以降に判断します。皆様にとっては配信チケットの購入ができない状態になっている、私にとっては「誰が購入したかわからない」状態になっているので、購入済みのチケットがあり、いろいろ不安だぜ!という方はbooks.lighthouse@gmail.comまで連絡ください……。
前回の新刊チェック配信でお知らせした紙のカタログ的なもの、早速数名の方に申し込みを頂きまして……大変ありがたい&わくわくしております。そしてこちらも早速、作成しました。今日明日で110円の切手を貼った封筒を投函するので、1週間程度で到着すると思います。ゆっくりやっていくぜ〜。

創刊号(プロトタイプ版)、チラ見せ。
あたいにも送りなさい?坊や?となった方は、このニュースレターを有料購読してもらって、そのうえでbooks.lighthouse@gmail.comまで連絡ください。よろしくお願いします。
そして世界一安全な“ホームページ“こと、仲西森奈『ホームページ』もよろしくどうぞ。

本屋lighthouse出版部の本、なにとぞなにとぞ……。
これからしばらくの臨時休業情報です。
11月4日(水)はお休みします *代わりに2日と3日を12時〜19時で営業しています。
11月7日(土)9時30分〜16時 ジャパンバードフェスティバル@手賀沼周辺 に出店のため幕張のお店はお休みします。 *7日は関口・つたゐさんの2名で店番。8日はつたゐさんだけいます。
11月8日(日)12時〜17時 文学フリマ東京@東京ビッグサイト(ブース番号:南3-4ホール、い-41)に出店のため幕張のお店はお休みします。
新刊チェック(26/11/15-21に刊行予定の本) *入荷は少し遅れます
国書刊行会 ヤマアラシの回想
9784336076953
“秘儀を受けた人間の「有害な分身」として夜の闇に生き、主人の命ずるまま影の務めを果たしてきた一匹のヤマアラシがいま、バオバブの老木を前に血塗られた半生を語りはじめる”。エコクリティシズムだ!この《アフリカ文学の愉楽》シリーズではマバンクの本が2冊目ですね。『割れたグラス』が創刊号として。2冊目がミア・コウト『夢遊の大地』。マバンクの存在は『アフリカ文学講義』で知りましたが、これもおすすめです。文学作品には必ず「理解できない存在としての他者」が存在しますが、その存在を知ること、理解できないままでも共存は可能なこと、そういったことを知ることが大切だと思います。その前に、シンプルに楽しいから読む、というのが大事なんですが。
創元社 パブリックコメント 略して パブコメの教科書
9784422931227
“パブコメの成り立ちや仕組み、実際に声が届いた事例、市民と行政それぞれの立場から見た課題や可能性、そして意見の書き方まで、パブコメのイロハを紹介します”。これは!!とても大事な本!!SNSで攻撃しあってしまうより、適切な声を適切な場所に届けたほうが確実に「政治=社会は動く」けど、そのやり方がわからないからSNSに放り投げてしまう……そういう悪循環みたいなものを断ち切るための1冊になると思います。学校などの教育現場で取り入れてほしいですね。まずは大人が学ぶべきだけど。ということで、予約開始!
303BOOKS アイヌそもそも
9784909926548
“日本の先住民族アイヌをはじめ、マイノリティをとりまく差別や無知・無理解などについて考察した『アイヌもやもや』。その第2弾、『アイヌそもそも』では、アイヌの歴史と文化について、詳しく解説しています”。当店でもロングセラーになっている『アイヌもやもや』の続編ですね。最近刊行された原田公久枝『アイヌやめるのやーめた!』(寿郎社)もあわせてどうぞ。
集英社 現代魔女 新書
9784087214376
“日本において、魔女は神話や西洋の古い歴史のなかの存在としてみなされ、フィクションのなかで消費されてきた。しかし、魔女の実践や精神は現代に再構築され、21世紀の世界に影響を及ぼしていることは、あまり知られていない”。魔女に関する本を読むときは必ず「真剣に読む」ことを意識してほしいと常々思っています。なぜならこれは差別の話であり、決して「キワモノ」的なものとして扱うべきではないから。そして「信仰」というものをバカにする在り方は、この日本におけるよくない文化の根底に流れている態度だと感じているから。『魔女狩りのヨーロッパ史』とともに読むことを推奨します。
みすず書房 雪〈SNO〉
9784622098867
“本書は雪について書かれた、おそらく初の歴史書だろう。物理学、化学、地理学、気象学、人類学に及ぶ雪の研究。雪氷学の誕生。絵筆やカメラが捉えた雪。世界有数の雪国日本の『雪華図説』『北越雪譜』、そして中谷宇吉郎の結晶研究。第三次世界大戦が北極圏で想定された時代の雪と戦略。ナチのプロパガンダとニベアクリーム”。誕生日に読みたい本だ!私の誕生日は2月です!よろしくお願いします!
ビー・エヌ・エヌ アクセシブルデザイン・ハンドブック
9784802513883
“あらゆるユーザーに情報や体験を届けられるよう、アクセシビリティをデザインの初期段階から組み込むための考え方と実践をまとめた、デザイナーのためのハンドブック”。これは1冊手元に置いておきたいですね。生成AIでなんでもかんでも作ってしまう流れに歯止めをかけたいですし、自分で作る楽しさを適切に味わうためにも、「アクセシブルにする」という観点があるのはよいと思います。おしゃれとかかっこいいとか以外にも大事な要素がある、ということですね。アクセシブルであることもまた高評価要因のひとつだということ。広めていきたい!
築地書館 鳥と花のふしぎな関係
9784806717201
“梅干しができるのも鳥のおかげ? 思ったより深い鳥と植物の関係をひもとく。5000万年にわたる歴史から、知られざる生態と進化の物語に迫る”。ここからは私信。川上和人推薦です。
国書刊行会 ニコライ・アストルップ 創造する庭
9784336079060
“20世紀初頭のノルウェーを代表する芸術家であり、近年世界的に評価が高まりつつあるアストルップの日本初となる本格的画集。【回顧展「ニコライ・アストルップ 創造する庭」公式図録】”。最近の関心がエコクリティシズムなので、こういうテーマにはアンテナが8本くらい立ってしまう……。仕入れをうっかり忘れていたのですが、10月の岩波ジュニア新書新刊『この不確かな世界をどう見るか ターナーの描いた「風景」』とも共鳴しそう(発注済み)。庭や田園風景というのは歴史上とても重要なテーマのひとつで、たとえば都市=産業と工業(の発展)との対比であるとか、植民地主義と愛国心(の高揚)であるとか、そういったテーマと密接に関連しています。だから芸術(絵画や文学)を読み解くこと、真剣かつ楽しく学ぶことは本当に大事。ちょっと専門的だし高価だけど、『イングランド田園風景の文化史 創造されたナショナル・アイデンティティ』もおすすめです。
モリスにとって国民国家とは、相互に「軋轢」を抱えている「家族」や「種族」(=民族)を「無理矢理」「国民」なるものに「まとめ」ることによって構成される「人工的で機械的な集団」にすぎない。そしてそのうえで、「愛国心」という「おろかしく妬み深い偏見」を「かきたてる」ことで、他の国家への敵愾心をあおり、そのことによっていっそう「愛国心」を強化することによって、差異のなかからかろうじて同一性(ルビ:アイデンティティ)を創造し維持している「集団」にすぎない。(p.193)
今週のお知らせコーナー
①定期読書会&定期イベント関連
・12月6日(日)14時〜16時 高橋くん読書会
→今回の課題テーマは「怖かった本」(ホラーに限定せず!)。11月と12月の日曜日がことごとく予定ありのため、下の「わからない読書会」とダブルヘッダーです。ということでテーマも近いものにしてみました。特に申し込みは不要です。自由参加。ツイキャスでも流します。zoom参加希望者はbooks.lighthouse@gmail.comまで連絡ください。
・12月6日(日)12時〜14時 「文学作品をわからないわからない言いながら読む会」
・11月22日(日)14時~19時 刷る刷るクラブ(主催:FROM THE HELL MAGAZINE/ayano)。シルクスクリーンでええ感じのデザインを印刷しようぜ〜、というイベント。予約は不要、参加費と印刷したいもの(Tシャツとかトートバッグとか)を持ってきてください。あと世界平和の気持ちね。詳細はこちらから。
②特別イベント関連
・〈アーカイブ販売中〉9月30日(水)終日 こだまさん在店イベント「急に新刊出しまくる」、無事終了しました。こだまさんはマリカーが上手になりました。レジ打ちは常に不安。新刊『わからないまま母と生きる』(太田出版)や『けんちゃん』(扶桑社)もイチオシ展開中。読書会はアーカイブ販売もしています。
・〈店内イベント〉2026年11月3日(火・祝)14時〜17時 スナック社会科vol.20「私がいるところ、あなたがいるところ#2-2 入管システム」を開催。詳細と申込はこちら。*こちら、配信サービスのツイキャスが緊急メンテナンス中のためいったん延期します
・〈店内イベント〉2026年11月21日(土)13時〜15時 増茂悠人『ただし、うつ病ではある。』(夜学)刊行記念イベント「自分を書くことについて考える」を開催。詳細と申込はこちら。
・〈店内イベント〉2026年11月28日(土)14時〜16時 映画『急に具合が悪くなる』雑談会。こちらはお客さん企画の雑談会です。普段の読書会のように奥の部屋でゆるゆると開催します。申込はQRコード、またはこちらから。
・〈店内イベント〉2026年11月29日(日)12時〜16時頃 本屋lighthouse✕スナック社会科の末法クッキング #1 ゲスト伊藤春奈(花束書房)を開催。詳細と申込はこちら。
・〈店内選書イベント〉2026年12月10日(木)クレオパトラブックス選書祭@本屋lighthouseを開催します。詳細と申込はこちら。
・〈出店〉11月7日(土)9時30分〜16時 ジャパンバードフェスティバル@手賀沼周辺 に出店します *7日は関口・つたゐさんの2名で店番。8日はつたゐさんだけいます。
・〈出店〉11月8日(日)12時〜17時 文学フリマ東京@東京ビッグサイト(ブース番号:南3-4ホール、い-41)に出店します。
・〈店頭フェア開催中〉「Write down your voice.」という日記プロジェクトを始めました。この世界を生き抜くための日記。そしてこの世界を変えるための日記。それを私たちの「声」で作っていくプロジェクト。店頭に設置した共有の日記帳に「あなたの日記」を書き込んでいく試み。気軽にそして真剣に、ご参加ください。詳細はこちら。
③読書のSNS&記録アプリ「Reads」のアカウントも取得、運用しています。個人的に読んでいる本を中心に紹介、ただただ楽しくやっております。ウェブストアでは「最近Readsで紹介した本」カテゴリも作りました。見るだけならウェブブラウザでもできるので、ぜひチェックしてみてください→本屋lighthouseのページ
④ブルースカイのアカウントを開設していました。なお、Twitterの運用はほぼ終了しました。緊急連絡やDM利用などは続けます。あと、Twitterでしか告知ができない/していないアカウントに関わる告知なども、当面の間は続けます。通常のお知らせ系はほかSNSにて同時並行的におこないますので、ご都合よろしいものでチェックしてください。各種リンクはこちらにまとまっていますので、よーちぇけらー٩( ᐛ )و
出版社の方へ:書評や本の紹介記事をこちらのレターにて配信することが可能です。執筆条件はこちらが叩き台になりますので、内容含め気軽にご相談くださいませ。
この新刊チェックは無料にて配信していますが、投げ銭はいつでも大歓迎でございます(50円以上から設定可能ですので、気前が大変よろしいときなどにこちらからお願いします)。
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