忘れていくものの記録260907〜20

読書日記
本屋lighthouse 2026.09.22
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9月7日(月)

 雨。外構設計の打ち合わせのため、京成津田沼方面へ。1時間程度でサクッと終わらせて、すぐ近くにあったコメダ珈琲に入る。私はほとんどコメダに入った記憶がないのだが、ひろこさんはそこそこ利用経験があるらしく、先輩風を適度に吹かせながら教えてくれる。曰く、サンド系はとても大きい。満腹亭。

 ということで私はチキンの網焼きホットサンドみたいな名前のものを頼み、満腹亭を襲名。ひろこさんはグラタンを頼み、スプーンですくったグラタンから昇り立つ湯気を眺めてドーパミンをドパドパ垂れ流していた。根づき本を読み進めて、ちょうどよい時間になったので私はそのまま志津へ。ひろこさんは帰宅。

 本日の「在庫を減らせ!」購入本はメルヴィルの『ビリー・バッド』(岩波文庫)。電車が遅れていて津田沼での乗り換えに時間がかかるので、大久保で降りて歩く。少し雨が降っていて、むしろ気持ちがよい。夜道をひとり歩くことは人類に必要な要素なのではないか。

9月8日(火)

 どうにか8時前に起床。アニメを観ながらごはん。成長期に入り、膝の痛み(オスグット!)と声変わりなどの影響もありスランプに陥る鬼夜叉と、そこに久しぶりに現れる犬王。犬王は先達だから、芸を極める道のりの中にある「孤独」を知っている。あるいはそれを「孤高」と呼ぶのかもしれないが、そこには過去=歴史を土台にしつつも「自分」というオリジナルなもの=他者から理解されない可能性があるものを打ち立てていくという試みがある。その苦しみを突き破らねば、あるいは共存する方法を見つけなければ、芸人として生き続けることができない。鬼夜叉はいま、その壁の前にいるということなのだろう。

Just to think of a party of these unnatural gourmands taking it into their heads to make a convivial meal of a poor devil, who would have no means of escape or defence: however, there was no help for it.

この異常な大食漢たちが哀れなやつ、つまり逃げることも抵抗することもできないであろう人間を材料にした愉快な食卓を拵えようと思いつく、その光景を考えてみよう。まあ、そこに救いはないってわけだ。

 ポルべニールへ移動。片道90分ほどのお供はメルヴィル。久しぶりに小さい文字の岩波文庫。訳註が研究者向けすぎてほとんど意味わからんが、わからんものほど読む、のがこのところのポリシーである。本文もようわからん。ポルべニールでは象の旅・加茂さんと一緒に本棚を睨めっこして引き抜く在庫を選ぶ。それぞれのお店の話もする。やはり当店は少々一般的ではないもよう。一般的ってそもそもなんなの?という話ではあるが。本は30冊くらい引き継ぐことに。閉店する本屋の備品をもらうシリーズはペンギンを選択。歴史の継承。バッグに入れて持ち帰る。本は後日送ってもらう。

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