新刊チェック(26/01/18-24)&お知らせ

通常運行
本屋lighthouse 2026.01.03
誰でも

なにか忘れている気がする、と思っていたのですがこれでした。新刊チェック。今日明日と新年葬送の営業で、5日(月)〜8日(木)と休みます。9日(金)14時から通常営業です。

なお、スナック社会科プレゼンツの1月1日イベント「ぎじっか」はとてもよかったので、来年も実施確定です。とはいえ心持ち的にはいつだって「ぎじっか」なので、正月に限らずそういう感じで使ってもらえれば。

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早々にイベントのお知らせです。

2026年2月1日(日)13時〜15時 アドリアン・ダウプ『「キャンセル・カルチャー」パニックーーパニックを生み出す言説空間』(青土社)刊行記念イベント 「キャンセル」という言葉があぶり出すもの、隠すもの

北村紗衣さんが司会で開催するイベント、連続イベントみたいな感じで今後も継続します(前回は『歴史修正ミュージアム』&『福音派』の合同イベント)。今回は「キャンセルカルチャー」について。本書の要点は「キャンセルカルチャーは虚像(=定義がバラバラでなんでも投げ込める器になってしまっている)」ということなんですが、それがもたらす様々な悪影響とか、よろしくない波及効果とか、そういうことについても考えていく必要があると思います。ということで、訳者の藤崎さんをお呼びしまして、せっかくなので書店の立場からキャンセルカルチャー(なるもの)について考えていければと思いまして、わたくし関口が登壇します。よろしくお願いします。

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新刊チェック(26/01/18-24に刊行予定の本) *入荷は少し遅れます

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扶桑社 けんちゃん

9784594101794

“著者こだまは、かつて特別支援学校の臨時職員として三年間働いていた。そこでの経験を下敷きに物語を紡ぎ、けんちゃんという障害のある高校生を魅力的に描く。気づけば読者は、“寄り添う”ともまた違う、“あたらしい世界”にいる。『夫のちんぽが入らない』で衝撃デビューを果たした著者渾身、9年ぶりの初創作小説!”ということで、待望の1冊だ……。もちのろんで予約受付中。初回は100冊入荷します。久しぶりのこだまつり、開催。なお、今回は『夫のちんぽが入らない』の文庫化記念で作ったZINE『寝ないと病気になる』のパワーアップ版みたいなものを製作中です。こだまさんと編集・高石さんの対談を中心に『けんちゃん』に関するコンテンツを収録予定。紙袋こだまさんのアクリルスタンドを作るという話も出ています。1月20日頃の『けんちゃん』刊行には間に合いませんが、春までには発売予定で進行中。お楽しみに……。

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春秋社 どうせ死ぬなら、最後にミーアヤム

9784393455173

“巨漢で嫌われ者のアレは37歳の誕生日、24時間後に死ぬことを決めた。最後に行きつけの麺屋に行くも店主は不在、次々に災難が降りかかり自殺計画はどうしても実行できず……。幅広い世代に絶大な支持を得た、映画化決定のメガヒット・ヒーリング小説”。春秋社のアジア文芸ライブラリー。今回はエンタメ寄りな作品のもよう。価格も抑え気味なのでありがたい。

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春秋社 接続の絆・切断の夢

9784393936245

“音楽は人と人とをどのように結び合わせ、またその表裏としてどのように切り離すのか。古代中国の神やオルペウス伝説、近世ヨーロッパの魔女からトルコの軍楽隊、江戸幕府の遣米使節団、レコード喫茶にロックンロールに美空ひばり、さらにはウォークマン、音楽フェス、カラオケ、そして音楽サブスクリプションまで、音楽が結び解く人々と社会の諸相を「接続/切断」という論点で穿ち抜く”。これまた春秋社のシリーズもの(春秋社音楽学叢書)。音楽以外にも敷衍できる気配あり……。

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河出書房新社 太陽に撃ち抜かれて

9784309209425

“恋も殺しもドラッグも、すべてが熱に焼かれてく。「スペクテイター」誌、「フィナンシャル・タイムズ」紙年間ベストブック選出。世界に衝撃を与えたブラジルの才能による鮮烈デビュー作”。訳者(福嶋伸洋)のほかの作品でイチオシなのはクラリッセ・リスペクトルの各作品ということで、この作家のも期待しちゃうね。福嶋さんは最近『雪の詩集』(サウダージブックス)という翻訳詩アンソロジーも出したばかり。翻訳詩集といえば『スティーヴン・クレイン全詩集』(コトニ社)も気になっている……。

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素粒社 大工日記

9784910413198

“36歳女性、異国で夢破れ、家業である大工の世界に飛びこんだ――ハードモードな“現場”の日々を、体当たりの知性とユーモアで疾走する驚きのデビュー作”。昨年末から非常に気になっている1冊。大工の日記といえば『あるノルウェーの大工の日記』(エクスナレッジ)なんだけど、久しぶりに再入荷しましょうかね。

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早川書房 プロジェクト・ヘイル・メアリー 文庫 上下巻

9784150125066 9784150125073

ついに文庫化……映画公開に合わせてですね。読んだ人がだいたいネタバレ厳禁!と言っているので、気になっている人は映画が始まる前に読んじゃうのがおすすめです。映画になったらネタバレ遭遇の確率が高まりますからね……。早川書房なので入荷には少し時間がかかると思います。

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NHK出版 NHK「100分de名著」ブックス メアリ・シェリー フランケンシュタイン

9784140820056

“小説『フランケンシュタイン』は、しばしば「最初の本格的SF」として位置づけられる。科学者が「人間に似たもの」を創り出すというストーリーは、ますます現実味を帯び評価が高まっている。クローンやロボット、生成AIなどが近い将来、さらに人類に近づくとき、我々はどの道を選ぶのか? 共生? 対立? 依存? 排除? 時代を先取りした古典的名作を読み解く。Eテレ「100分de名著」テキストに書き下ろしの特別章・ブックガイドなど大幅に加筆をして書籍化”。デルトロの映画も最近公開されていたので(ネットフリックスが配給だから配信でも観れる)、そっち観てから読むのもありですね。映画はいい感じにストーリーが希釈されていたので、ガイドとしてちょうどいい気がします。

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本の雑誌社 本屋の人生

9784860116125

“閉店の挨拶”から始まる本というのもなかなかないですよね。3月で閉店する、東京は新宿区・中井の「伊野尾書店」現店長の1冊。実際にお店まで行ける人はそちらで買ってください。閉店以降に読みたくなったら当店含め各地の本屋まで。(私は本屋の閉店をそこまで悲観的にはとらえていなくて、いろいろと事情はあるにせよとにかく区切り以外のなにものでもなく、スポーツ選手の引退みたいな感じでとらえています。ちなみに千葉ロッテマリーンズ前監督の吉井理人は、自分で引退を決めた選手には「おめでとう」と声をかけているとか)

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東京大学出版会 クマとともに

9784130639675

“地球温暖化で苦しむ北極圏のホッキョクグマ、そこにいるだけでもはや「悪者」にされてしまう日本のヒグマとツキノワグマ。クマと人間のために今、やるべきことはなにか? クマ問題の最前線に立つクマ研究者たちと考える”。本を読める状況にある人はとりあえずなんらかの専門書を読んでみてからなにかを言ったほうがいいよね、とここ最近よく思っています。SNSで気軽に発信できることの弊害が大きくなりすぎている……(ちょっと前に「校正」についてもいろいろと荒れてたけど、本屋としては「とりあえずこれ読めばあなたが書いていることへの回答は載っているよ」と思う本がいくつもありましたね)。即レスをしない、という意識を強く持っていきたい。

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今週のお知らせコーナー

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仲西森奈『ホームページ』ウェブサイン会のお知らせ

大垣書店堀川新文化ビルヂング店さん主催で、2026年1月末に刊行予定の仲西森奈『ホームページ』宛名入りサイン本作成会をやってもらっています。仕入れてくれる書店さんには作れる限りの数はサイン本で納品予定なんですが、この企画に関しては購入者のお名前入りという特別感の出るものになっています。詳細はこちらにて。なお、大垣書店さんではもうひとつ別の企画も動き始めました。告知までしばしお待ちを〜。

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①定期読書会&イベント関連のお知らせ

・2月21日(土)14時〜16時 高橋くん読書会

→今回の課題本は、丹渡実夢『迂闊 in progress 『プルーストを読む生活』を読む生活』(本屋lighthouse)。満を持しての自社刊行物。1月の開催はスキップして、かつ土曜日開催ですのでご注意をば。特に申し込みは不要です。自由参加。ツイキャスでも流します。zoom参加希望者はbooks.lighthouse@gmail.comまで連絡ください。

・『物語とトラウマ』ゆる読書会はいったん終了。一度別のワークショップ的なものを挟んでから、別のテーマで読書会をスタート予定です。

②〈特別イベント関連〉

〈今週末です!店内イベント〉2026年1月11日(日)終日、『贈り物の本』刊行記念イベント「贈り物を頂き、誠にすいません」を開催します。牟田さん&日野さんによるトークイベントと、ごーすと書房・十七時退勤社・暮ラシカルデザイン編集部のブース出店、という豪華な1日になります。詳細&トークイベント申込はこちらから。*トークイベントはただいまキャンセル待ち受付の状態です

・〈店内イベント〉2026年2月1日(日)13時〜15時 アドリアン・ダウプ『「キャンセル・カルチャー」パニックーーパニックを生み出す言説空間』(青土社)刊行記念イベント 「「キャンセル」という言葉があぶり出すもの、隠すもの」開催します。登壇するのは訳者の藤崎剛人さんとわたくし関口。司会は北村紗衣さんです。キャンセルカルチャー“現象”ってなに?という概略的なところから、書店の立場からキャンセルカルチャー(なるもの)について考えていくところまで、頑張ってついていく所存……。詳細と申込はこちらから

・〈店頭フェア開催中〉「Write down your voice.」という日記プロジェクトを始めました。この世界を生き抜くための日記。そしてこの世界を変えるための日記。それを私たちの「声」で作っていくプロジェクト。店頭に設置した共有の日記帳に「あなたの日記」を書き込んでいく試み。気軽にそして真剣に、ご参加ください。詳細はこちら

③読書のSNS&記録アプリ「Reads」のアカウントも取得、運用しています。個人的に読んでいる本を中心に紹介、ただただ楽しくやっております。ウェブストアでは「最近Readsで紹介した本」カテゴリも作りました。現状iOSのみですが、Androidにも対応予定とのこと。見るだけならウェブブラウザでもできるので、ぜひチェックしてみてください→本屋lighthouseのページ

④ウェブストアを移転しました。新ストアはこちらです旧ストアは完全に停止しています。TシャツなどのグッズはSUZURIで販売中です。

ブルースカイのアカウントを開設していました。なお、Twitterの運用はほぼ終了しました。緊急連絡やDM利用などは続けます。あと、Twitterでしか告知ができない/していないアカウントに関わる告知なども、当面の間は続けます。通常のお知らせ系はほかSNSにて同時並行的におこないますので、ご都合よろしいものでチェックしてください。各種リンクはこちらにまとまっていますので、よーちぇけらー٩( ᐛ )و

⑥2024年5月より営業時間を変更しました。土日祝日はこれまでどおり12時〜19時での営業ですが、平日の営業時間を14時〜21時に変更。いままでより2時間後ろにずらします。会社帰りにも寄りやすくなると思うので、ぜひ帰り道に……。

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出版社の方へ:書評や本の紹介記事をこちらのレターにて配信することが可能です。執筆条件はこちらが叩き台になりますので、内容含め気軽にご相談くださいませ。

この新刊チェックは無料にて配信していますが、投げ銭はいつでも大歓迎でございます(50円以上から設定可能ですので、気前が大変よろしいときなどにこちらからお願いします)。

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