忘れていくものの記録251208〜1221

読書日記
本屋lighthouse 2025.12.24
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12月8日(月)

 こだまさん、高石さんとzoom。こだまさんの新刊『けんちゃん』刊行にあわせてまたもやZINE的なものを作ることにしたので、対談を収録。プルーフができてからのタイミングで人称表現をすべて書き換えた(つまりそれに伴ってすべてを書き直した)らしく、相変わらずこだまさんは謎の思い切りのよさを発揮していた。何年も書き始められずにウジウジしていたかと思うと、土壇場で急に書き換えちゃう。好き。

 昼過ぎからキャッチボール。なんとなく居心地が悪いと思っていたら、ふだんより30センチくらいホームベースの位置がサード側に寄っていたことが終盤に判明。直して投げたらピッタリきた。つまり身体が覚えているということで、よき証拠。

12月9日(火)

 昨夜、青森で震度6強の地震があったらしい。ちょうど眠りに入ったタイミングでまったく気がつかず。志津。暖房が効きすぎてつらい季節がやってきた。先月急に閉店してしまった向かいの茶菓子屋さん、いまだに荷物が片づけられずにそのままで不穏。

 帰宅して久しぶりに歯医者。ひろこさんと同じ時間に予約したけど同時に家を出ることはできず。先に私がクリーニングを終え、待合室にいると眩しそうな顔をしてよちよち危うげな歩き方のひろこさんが出てきて、スリッパが脱げ、飛んでいった。結局ひろこさんは少し遅刻して、受付のおねいさんに怒られたらしい。

12月10日(水)

 朝起きたらひろこさんが具合悪くて大変。一度お店に行って急ぎのものを片づけて、帰宅して様子見て、もう一度お店へ。今日やらなくてはいけないことがたくさんあり、キワキワの集中力でやっつけていく。仲西さん新刊の見本印刷的なものも届いてしまい、急遽確認。お客さんは少なかったが単価が高く、ありがたい。少し早めに閉めて帰宅。ひろこさんはつらそう。歯医者の担当衛生士が風邪っぽかったらしい。

「自らの命は自らが守るという原則に基づき」高市総理1週間程度の注意呼びかけ 小泉防衛大臣「大規模な被害情報の報告は受けていない」(TBS NEWS DIG)

12月11日(木)

 ひろこさんは今日もだめ。私はどうにか元気(念のため別室で簡易マットレス&薄い毛布にモッズコートやら電気毛布やらを着込んで就寝したため睡眠の質は悪い)。フランツのライブはひとりで行くことに。短縮営業なので仕事をキワキワやり、17時で閉めて有明へ。

 ひろこさんが来れないのでとなりは空席で、その不在を感じながら2倍の意識で音と光景を浴びてやろうと思った。前の席のおばあちゃんが楽しそうでよかった。少しリズムが遅れているのもよかった。おばあちゃんのとなりも空席で、もしかしたらそこにも誰かが座っている予定だったのかもしれない。

 帰宅して、まだつらそうに横になっているひろこさんにライブ動画を見せながら、寝る支度をする。動画撮影OKのライブでよかった。

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