新刊チェック(26/07/19-25)&お知らせ

「利益を出すのはよいこと」というのは本当か?
本屋lighthouse 2026.07.02
誰でも

映画『急に具合が悪くなる』を観てきました。急に元気が出ました。3時間ちょっとの上映時間が苦しい人もいるので、配信でもすぐに見れるようになってほしいくらいです。

感想はあらためて長いのを書きます(このあと元気があれば着手するぞ……)。とりあえずここでは「やっぱり資本主義はどうにかしないとね」ということだけ。映画の重要テーマのひとつが、いかにして資本主義と向き合うか、というものでした。昨日配信した記事で言及した転売問題も、根本にあるのは資本主義に踊らされている私たちの意識と振る舞いです。出版社も本屋も転売屋も、「こうすればたくさん売れる」という欲求に抗えない。それが結果として自らを食い潰すことになるとしても、目先の利益をとってしまう。

昨日の夕方に週刊文春が報じた俳優のハラスメントに関しても、同じ機序が働いているように思えます。本当はもっと丁寧に報じなければならなかった、そもそも「報じない」を選択すべきだったかもしれない。しかしこの大きなネタを世に放てば確実に利益が出る。そういう意識が「社会正義」と結びついてしまったことが、私はとてもおそろしい。

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新刊チェック(26/07/19-25に刊行予定の本) *入荷は少し遅れます

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教育評論社 動物の民俗学

9784866241364

“人はなぜ動物に神を見いだし、ときに恐れ、ときに寄り添ってきたのか。民俗学の視点からひもとく人と動物の関係史。それらを通し、日本人の暮らしと世界観を再発見する”。最近の個人的興味と重なるところがあるので、自分用にも仕入れ。

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現代書館 とにかく、デモ!

9784768459959

“なぜ韓国人は路上に集まり、声を上げるのか? 彼らを路上に駆り立てるものは何か。「集まってこそ生きられる」といわれる韓国の集会文化を理解するエッセイ集”。デモ、全国各地での開催が増えてきているけども基本的には「都内」の「中心部」に集まっていて、そこを通る人からすると「またやってんのか」にしかならない可能性もあり、もっと文字通りに「いろんなところで」やれるといいと思います。デモの形もいろいろありますし、本読みデモのようなものなら音が出せない場所でもできる。国会前や新宿駅前に行かない=生活圏ではない人のほうが圧倒的多数なので、そこに届ける在り方を見つけなくてはならない。どんどん活動の幅と場所を広げていきましょう。

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河出書房新社 いつかはきみをたべるから

9784309296203

“どんな命にもはじまりがあり、おわりがある。そして命はめぐる。恐竜がうっかりミミズのフランクの友人をふみつぶしてしまったことからはじまる、ミミズと恐竜の何度でも読みたくなる物語”。表紙のイラストで心が打ち抜かれました。いとおしいまるみ。

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NHK出版 めくるめく絶滅の物語

9784140820131

“様々な生き物が語り手となっている構成がとても面白いです!しかしそのユーモラスな語りの中には私達が受け取らなくてならないメッセージがしっかりと詰まっており、地球の危機は私達の危機である事をしっかりと気づかせてくれます。地球は私。私を救うには地球を救わなくてはなりません”というココリコ・田中の推薦文がとてもよい。これが「綺麗事」ではなく「現実の話」として受けとめられる人が増えればいいのですが……。

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集英社 こんなにも多くの人が、マリアナ

9784087735383

“独裁政権とカトリックによる家父長制に虐げられた女たちの孤独や怒り、希望と諦念が、卓越した観察眼と力強い内面描写によってまざまざと表れる”。「いま」「ここ」ではない世界の話を知ることが私たちの生活には必要なときがあり、文学作品はそのときとても役に立つ……ということでこれも期待。「文学作品をわからないわからない言いながら読む会」もよろしくね。

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今週のお知らせコーナー

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①定期読書会&イベント関連のお知らせ

・7月26日(日)14時〜16時 高橋くん読書会

→今回の課題本は『人恋しくて女性用風俗に行ったあとで考えたお金とケアと欲望のこと』または『おなかにやさしい外食本 東京の個人店編』の2冊。特に申し込みは不要です。自由参加。ツイキャスでも流します。zoom参加希望者はbooks.lighthouse@gmail.comまで連絡ください。*6月開催分が台風で延期、内容そのままスライドです。

・8月2日(日)12時〜14時 「文学作品をわからないわからない言いながら読む会」の初回です。今回の課題本はクラスナホルカイ・ラースロー『サタンタンゴ』(国書刊行会)。詳細と申込はこちらから。

②〈特別イベント関連〉

・〈映画上映会〉6月28日(日)映画『医の倫理と戦争』上映会は無事終了。好評だったので近いうちにまたやります。会場は店内奥の部屋。会費は無料です。詳細はこちらにて。

・〈店内ブックフェス〉2026年7月4日(土)13時~18時にて、ごーすと書房出店祭「本と避暑地」@本屋lighthouseを開催します。定期的に出店してくれているごーすと書房による単独企画です。だらだら過ごしたい人はぜひ来てください。詳細はこちら

・〈店内イベント〉2026年7月5日(日)14時~19時 刷る刷るクラブ(主催:FROM THE HELL MAGAZINE/ayano)を開催します。シルクスクリーンでええ感じのデザインを印刷しようぜ〜、というイベント。予約は不要、参加費と印刷したいもの(Tシャツとかトートバッグとか)を持ってきてください。あと世界平和の気持ちね。詳細はこちらから。

・〈出店イベント〉2026年7月11日(土)12時〜18時 市川ブックフェスティバル@シャポー市川むすぶば、に出店します。詳細はこちらから。幕張のお店はお休みです。

・〈店頭フェア開催中〉「Write down your voice.」という日記プロジェクトを始めました。この世界を生き抜くための日記。そしてこの世界を変えるための日記。それを私たちの「声」で作っていくプロジェクト。店頭に設置した共有の日記帳に「あなたの日記」を書き込んでいく試み。気軽にそして真剣に、ご参加ください。詳細はこちら

③読書のSNS&記録アプリ「Reads」のアカウントも取得、運用しています。個人的に読んでいる本を中心に紹介、ただただ楽しくやっております。ウェブストアでは「最近Readsで紹介した本」カテゴリも作りました。見るだけならウェブブラウザでもできるので、ぜひチェックしてみてください→本屋lighthouseのページ

④ウェブストアを移転しました。新ストアはこちらです旧ストアは完全に停止しています。TシャツなどのグッズはSUZURIで販売中です。

ブルースカイのアカウントを開設していました。なお、Twitterの運用はほぼ終了しました。緊急連絡やDM利用などは続けます。あと、Twitterでしか告知ができない/していないアカウントに関わる告知なども、当面の間は続けます。通常のお知らせ系はほかSNSにて同時並行的におこないますので、ご都合よろしいものでチェックしてください。各種リンクはこちらにまとまっていますので、よーちぇけらー٩( ᐛ )و

⑥2024年5月より営業時間を変更しました。土日祝日はこれまでどおり12時〜19時での営業ですが、平日の営業時間を14時〜21時に変更。いままでより2時間後ろにずらします。会社帰りにも寄りやすくなると思うので、ぜひ帰り道に……。

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出版社の方へ:書評や本の紹介記事をこちらのレターにて配信することが可能です。執筆条件はこちらが叩き台になりますので、内容含め気軽にご相談くださいませ。

この新刊チェックは無料にて配信していますが、投げ銭はいつでも大歓迎でございます(50円以上から設定可能ですので、気前が大変よろしいときなどにこちらからお願いします)。

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