新刊チェック(26/05/10-16)&お知らせ

記憶を継承する
本屋lighthouse 2026.04.22
誰でも

毎日毎日クソなニュースばかりが更新されて疲弊してしまうので、お休みの日は意識的に遊ぶようにしています。充電大事。先週は映画『ハムネット』を観て、今週は映画『落下音』をば。『落下音』、千葉は千葉劇場でしかやっていない(しそろそろ終わってしまう?)のですが、機会があればぜひ。

記憶というものは個人の中にあるだけではなく、人を介して何世代にもわたって継承されるし、人ではなく土地にも残るということ。本作で描かれている残存する記憶はネガティヴなものだけど、だからこそちゃんと覚えておかないといけないものでもある。大きな歴史を繰り返さないためには、ひとりひとりの小さな歴史を覚えておく必要があるわけですね。この記事(ネタバレあり)で丹渡さんが記す「魂の死」は、最終的に世界という大きな魂の死にもつながっていくのかもしれません。そんな嫌だねえ〜。ということで、継承装置のひとつである本をお届けする本屋もまた、がんばらねばならんと思いました。まる。

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〈出店イベント〉5月4日(月・祝)12時〜17時、文学フリマ東京@東京ビッグサイトに出店します。ブースは南1-2ホール/X-36です。新刊の『ゆっくり見ると、うれしい 「スロー・ルッキング」ワークショップ記録集』は数日中に納品予定。楽しみだねえ〜。ゆっくりたのしみたいから戦争とか起きないでほしいね!100年後にも読める、そういうしあわせがあるんだよ!

また、この文フリと同時(?)開催でシャーク鮫くん&柿内正午による「さめない社交」もやってもらいます!社交!?なにをするかって!?みんなで会って話したり話さなかったりするだけだよ!!

さめない社交×本屋lighthouse、2026年5月4日(月・祝)17時くらいから文フリ会場近くの公園などで開催!

さめない社交×本屋lighthouse、2026年5月4日(月・祝)17時くらいから文フリ会場近くの公園などで開催!

この日のさめない社交用のオープンチャットも作成しました。もうすでに社交は始まっているぜ……。

そして文フリ明けの5月5日(火)から5月13日(水)まで、お休みをとります。5月14日(木)から通常営業再開。ウェブストアの発送も同様に。社交したらお休み。素敵。

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新刊チェック(26/05/10-16に刊行予定の本) *入荷は少し遅れます

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柏書房 たった一人の読者を生きる

9784760156597

“本書では「エッセイ」、それも「おしゃべり」するような言葉づかいで、少なくない読者がきっと抱いたことがあるであろう「この物語をなかったことにしたくない」というあの感覚に、迫ってみたいと思うのです”。狙ったわけではないのだけど、まさに「個人の記憶の継承」のようなものがテーマのひとつになっている本が本日のトップバッター。楽しみにしている1冊。予約受付中

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集英社 雪の如く山の如く

9784087735369

“大学生から70代まで、それぞれ異なる漢字だが同じ「リーリー」という読みの名を持つ6人の女性たちがそれぞれに遭遇する、ありふれた、しかしのっぴきならない現実とは”。これもまた狙ったかのような一致なのだけど、『落下音』は同じ土地に住む時代の違う4家族、こちらは同じ読みの名前を持つ人たち。

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NHK出版 バラバラな世界で共に生きる

9784140887608

“分断が極まり、「正しさ」がSNSでぶつかり合う社会で、私たちは他者といかに語り合えるか”。『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす』の朱さん、新刊ですね。これはつまり「社交」の話だ……我々には社交が必要だ!(もちろんみんながみんな気軽に社交できるわけではないから、そのぶんもできる人がやろうぜ、それで社会を完全できることがあるならそうしていこうぜ、という話。人には人の乳酸菌、人には人の社会運動)。予約受付中

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法政大学出版局 可塑性と断絶

9784588130472

“人は、時の経過とともに姿かたちを変えながらも同一の存在として生き続ける。しかし、重篤な病い、老い、認知症、愛する人との別れ、あるいは「存在の傷」を負っても、そう言えるのか。本書は、社会学者である著者が、カトリーヌ・マラブーとクレール・マランが提示する破壊的可塑性、破局的経験などと対峙し、カフカやデュラスら文学がもたらす思考の可能性とともに、「私」が「私」としてあるということの偶発性、その持続性と脆弱性を問い、新たな人間論を提示する”。これもまた記憶(の継承)の話なのではないか。今日はもうそういうことばかり考えてしまうね……。

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百万年書房 夫は松田龍平じゃないけれど

9784910053721

せいいっぱいの悪口』などの堀さん、新作エッセイ集。タイトルからして期待させてくれるぜ……。予約受付中

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講談社 子供はわかってあげない 文庫

9784065432709

まだ詳細が書かれていないのですが、おそらくこれは漫画の文庫化……田島列島の名作が漫画で文庫化……うれしすぎる……常備していたい漫画ランキング殿堂入りの田島列島作品、重版未定が続いているのでこれは……これは〜〜〜〜〜!!!!!しかしコミック(B6サイズ)上下巻で刊行していたものを文庫化する、というのは珍しいパターンですね。巨匠!?

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今週のお知らせコーナー

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文フリ明けの5月5日(火)から5月13日(水)まで、お休みをとります。5月14日(木)から通常営業再開。ウェブストアの発送も同様に。

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①定期読書会&イベント関連のお知らせ

・4月26日(日)14時〜16時 高橋くん読書会

・『物語とトラウマ』ゆる読書会はいったん終了。また別のテーマで読書会をスタート予定です。

②〈特別イベント関連〉

・〈出店イベント〉5月4日(月・祝)12時〜17時、文学フリマ東京@東京ビッグサイトに出店します。ブース番号はX-36、南1-2ホールです。「スロー・ルッキング」ワークショップの様子をまとめた本である『ゆっくり見ると、うれしい 「スロー・ルッキング」ワークショップ記録集』が新刊です。幕張のお店はお休み。

・〈店内選書イベント〉5月20日(水)クレオパトラブックスin幕張、開催します。詳細&申込はこちらから!

・〈店頭フェア開催中〉「Write down your voice.」という日記プロジェクトを始めました。この世界を生き抜くための日記。そしてこの世界を変えるための日記。それを私たちの「声」で作っていくプロジェクト。店頭に設置した共有の日記帳に「あなたの日記」を書き込んでいく試み。気軽にそして真剣に、ご参加ください。詳細はこちら

③読書のSNS&記録アプリ「Reads」のアカウントも取得、運用しています。個人的に読んでいる本を中心に紹介、ただただ楽しくやっております。ウェブストアでは「最近Readsで紹介した本」カテゴリも作りました。現状iOSのみですが、Androidにも対応予定とのこと。見るだけならウェブブラウザでもできるので、ぜひチェックしてみてください→本屋lighthouseのページ

④ウェブストアを移転しました。新ストアはこちらです旧ストアは完全に停止しています。TシャツなどのグッズはSUZURIで販売中です。

ブルースカイのアカウントを開設していました。なお、Twitterの運用はほぼ終了しました。緊急連絡やDM利用などは続けます。あと、Twitterでしか告知ができない/していないアカウントに関わる告知なども、当面の間は続けます。通常のお知らせ系はほかSNSにて同時並行的におこないますので、ご都合よろしいものでチェックしてください。各種リンクはこちらにまとまっていますので、よーちぇけらー٩( ᐛ )و

⑥2024年5月より営業時間を変更しました。土日祝日はこれまでどおり12時〜19時での営業ですが、平日の営業時間を14時〜21時に変更。いままでより2時間後ろにずらします。会社帰りにも寄りやすくなると思うので、ぜひ帰り道に……。

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出版社の方へ:書評や本の紹介記事をこちらのレターにて配信することが可能です。執筆条件はこちらが叩き台になりますので、内容含め気軽にご相談くださいませ。

この新刊チェックは無料にて配信していますが、投げ銭はいつでも大歓迎でございます(50円以上から設定可能ですので、気前が大変よろしいときなどにこちらからお願いします)。

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