新刊チェック(26/05/03-09)&お知らせ
まずは忘れないうちに今週末に緊急開催のイベントから。
4月19日(日)15時〜【緊急開催】スナック社会科vol.17「西岸から帰ってきた小田切さんに嫌な話を聴く」です。だいたい19時くらいまでやっていると思います。3月に開催したものの続編的な立て付けで、今回はタイトル通り帰国した小田切さんがいる回です。詳細と申込はリンク先にて。店頭参加と配信参加(アーカイブあり)。店頭の場合はおいしいごはんもついてきます。
そしてこちらはもう一度。
・〈出店イベント〉5月4日(月・祝)12時〜17時、文学フリマ東京@東京ビッグサイトに出店します。ブースは南1-2ホール/X-36です。新刊の『ゆっくり見ると、うれしい 「スロー・ルッキング」ワークショップ記録集』は無事入稿完了。今月下旬には完成しています。仕入れ販売も可能なので、近々各書店さんにも案内します。
今日は第3水曜日なのでお店はお休みにしていて、映画『ハムネット』を観てきました。原作はマギー・オファーレルで、新潮クレストブックスから出ています。私は未読。そして猛烈に読みたい。映画がとてもよかったので。
Readsにも記録したのですが、物語が私たちになにかを手渡してくれることはよくあるし、そういうものとして認識するのは自然なことだと思うんですが、どういうわけか私たちが物語になにかを手渡してしまう瞬間というものもある気がしていて、この映画では不意にそれがやってきた(と私は感じた)ことによって、謎に感極まっていました。この感覚は伝わらないかもしれない、と思いながら書いています。でもそういう瞬間が確かにあるし、だからこそ私たちは物語を求めるのだろうか、などと思うわけでした。実際的な話をすると、物語というものは「こうあってほしい世界を想像/創造すること」でもあって、その物語の実現に対して私たちがアプローチすること=なにかを手渡すことである、と考えれば納得はいくのではないでしょうか。つまり世界を変えるってこと。とにかくよかったのでみんな観てね。映画館(とその後のトイレ)で号泣して恥ずかしかった、という人を増やしたい。
(マギー・オファーレルの作品は『ルクレツィアの肖像』もおすすめです。こっちも物語と私たちの関係性は相補的なものなのだ、という話かもしれない。どうも私はこの手のものに弱いらしい。ウィンターソン『灯台守の話』もたぶんそう。そしてシェイクスピアをちゃんと、というか1冊もまともに読んでいないことを後悔した。読んでなくても映画は楽しめたけども、読んでたらもっと……)
新刊チェック(26/05/03-09に刊行予定の本) *入荷は少し遅れます
twililight 私たちがやったこと
9784911605035
“互いが不可欠になるために、耳を聞こえなくした“私"と、目を見えなくした“あなた”。「私」と「あなた」という人間関係の愛の行方を描いたレベッカ・ブラウンの傑作短篇集を復刊”。レベッカ・ブラウンによる「二〇二六年復刊に向けての著者あとがき」が収録され、かつ訳文のジェンダーを曖昧化する方向に修正をしているとのこと。こういうことができるのが復刊のよいところだし、それに耐えうる作品であるということでもあるわけですね。楽しみです。
河出書房新社 五月 その他の短篇 文庫
9784309468310

アリ・スミスは『両方になる』(新潮クレストブックス)を読んで「なんかよくわからんが、なんかすごい」となった記憶があるので再挑戦したい作家のひとりで、短編集はちょうどいいかもしれない……文庫化を機にやってみようという方、一緒にがんばりましょう。(余談だけど大切な話として、この「わからない」を大切にしたいというのが最近のテーマだったりします。理解できない小説や映画、あるいは人文書などに出会うと私たちは概ね「わからない自分がダメ」もしくは「難解な本が不親切でダメ」のどちらか、つまりいずれにせよ「わからないとダメ」と思ってしまいがちなんですが、本当は「わからない」という状態にはそのときにしか味わえていないなにかがあるはずだし、大事にしていかないとまずい気がするんですよね。わかったら楽しい、けど、わからなくても楽しんでいい。まだ上手く言えないけどそんな感じ。)
すみれ書房 ペンギンとセルフケア 自分を整える111の方法
9784909957696
“「セルフケアが上手なペンギン」の111の行動を紹介する”1冊。なんてこった……。Suicaのペンギンを卒業したと思ったらセルフケアが上手なペンギンになっていたぜ。セルフケアといえば、たけのこスカーフさんの『私のケア帳』も明日再入荷予定。
彩流社 ヘロニモ・デ・パサモンテの生涯と苦難
9784779131158
“ベストセラー『ドン・キホーテ』の前編と後編の間には、別の著者による後編、または贋作とも言われる『ドン・キホーテ 後編』が出版されていた(この別の著者による「前編」は出版されてもいなかったにも拘らず……)。その作品は、後に刊行された後編の作者セルバンテスが、本文中、最後まで罵詈雑言を浴びせ続けながらも、自身の物語の内容を変更せざるを得なくなるほどの影響を与えている。この「後編」の作者はいったい誰なのか?「スペイン無敵艦隊」に同乗していた戦友なのか?!セルバンテスが後編を書く際も、その作者の「自伝」を読んで物語に大いに活用している節も伺える、その当の「自伝」を本邦初訳”。これもまた物語になにかを手渡すの実例かもしれない……ちょっと面白すぎる例ではあるものの。いずれにせよ私はこういうの好きなので仕入れます。
今週のお知らせコーナー
文フリ明けの5月5日(火)から5月13日(水)まで、お休みをとります。5月14日(木)から通常営業再開。ウェブストアの発送も同様に。
①定期読書会&イベント関連のお知らせ
・4月26日(日)14時〜16時 高橋くん読書会
→今回の課題本は伊藤亜紗『体の居場所をつくる』(朝日出版社)。特に申し込みは不要です。自由参加。ツイキャスでも流します。zoom参加希望者はbooks.lighthouse@gmail.comまで連絡ください。
・『物語とトラウマ』ゆる読書会はいったん終了。また別のテーマで読書会をスタート予定です。
②〈特別イベント関連〉
・〈出店イベント〉5月4日(月・祝)12時〜17時、文学フリマ東京@東京ビッグサイトに出店します。ブース番号はX-36、南1-2ホールです。「スロー・ルッキング」ワークショップの様子をまとめた本である『ゆっくり見ると、うれしい 「スロー・ルッキング」ワークショップ記録集』が新刊になる予定です。幕張のお店はお休みです。
・〈店内選書イベント〉5月20日(水)クレオパトラブックスin幕張、開催します。詳細は後日公開予定。申込開始までしばし待たれよ!
・〈店頭フェア開催中〉「Write down your voice.」という日記プロジェクトを始めました。この世界を生き抜くための日記。そしてこの世界を変えるための日記。それを私たちの「声」で作っていくプロジェクト。店頭に設置した共有の日記帳に「あなたの日記」を書き込んでいく試み。気軽にそして真剣に、ご参加ください。詳細はこちら。
③読書のSNS&記録アプリ「Reads」のアカウントも取得、運用しています。個人的に読んでいる本を中心に紹介、ただただ楽しくやっております。ウェブストアでは「最近Readsで紹介した本」カテゴリも作りました。現状iOSのみですが、Androidにも対応予定とのこと。見るだけならウェブブラウザでもできるので、ぜひチェックしてみてください→本屋lighthouseのページ
④ウェブストアを移転しました。新ストアはこちらです。旧ストアは完全に停止しています。TシャツなどのグッズはSUZURIで販売中です。
⑤ブルースカイのアカウントを開設していました。なお、Twitterの運用はほぼ終了しました。緊急連絡やDM利用などは続けます。あと、Twitterでしか告知ができない/していないアカウントに関わる告知なども、当面の間は続けます。通常のお知らせ系はほかSNSにて同時並行的におこないますので、ご都合よろしいものでチェックしてください。各種リンクはこちらにまとまっていますので、よーちぇけらー٩( ᐛ )و
⑥2024年5月より営業時間を変更しました。土日祝日はこれまでどおり12時〜19時での営業ですが、平日の営業時間を14時〜21時に変更。いままでより2時間後ろにずらします。会社帰りにも寄りやすくなると思うので、ぜひ帰り道に……。
出版社の方へ:書評や本の紹介記事をこちらのレターにて配信することが可能です。執筆条件はこちらが叩き台になりますので、内容含め気軽にご相談くださいませ。
この新刊チェックは無料にて配信していますが、投げ銭はいつでも大歓迎でございます(50円以上から設定可能ですので、気前が大変よろしいときなどにこちらからお願いします)。
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