新刊チェック(26/04/05-11)&お知らせ

戦争が始まってほしくない理由はたくさんある
本屋lighthouse 2026.03.19
誰でも

明日20日(金)と21日(土)に出店するブックフェス、北千住BOOK SODOMの会場へ下見に行ってきました。このブックフェスは「遊星D」という劇団が主催していて、ブックフェス会場で演劇も開催する前例のないものになっています。会場はJR北千住駅もしくは京成線千住大橋駅から徒歩圏内の「北千住BUoY」(読み方は「ブイ」)。

設営中の会場。銭湯跡地なので左奥に湯船とシャワーが残存しています(All Books Consideredさんは湯船内で出店)。

設営中の会場。銭湯跡地なので左奥に湯船とシャワーが残存しています(All Books Consideredさんは湯船内で出店)。

劇団の人たちが出店する各書店の実在のお店やモチーフなどを意識した大道具=販売ブースを作ってくれています。本屋lighthouseはかつての小屋本店(私が1年半かけて建てたへんてこな小屋)をモチーフに設営。上の写真の左側にある単管パイプの枠組みと手前の床が、当日には「小屋」になっているはず。楽しみすぎて今日はぐっすり眠れそうです。両日ともに13時〜20時にて開催。来店お待ちしています(幕張のお店はお休み)。

BUoYの入口はここ、と矢印になったつもりのひろこさん。身体が固い。

BUoYの入口はここ、と矢印になったつもりのひろこさん。身体が固い。

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新刊チェック(26/04/05-11に刊行予定の本) *入荷は少し遅れます

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集英社 海をわたる言葉 翻訳家ふたりの往復書簡

9784087881257

“翻訳家、エッセイストとして注目を集める村井理子と、村上春樹、東野圭吾ほか300冊以上の日本語書籍の韓国語訳を手がける人気翻訳家のクォン・ナミ”による往復書簡。さっき入荷した『虫の時間 往復書簡 こだまといりえ』しかり、ここ最近往復書簡が相次いでいる気がします。おれも流行りに乗って一攫千金してえ〜とも思いましたが、そういえば丹渡さんとの「だれか代わりに読んでください」シリーズのやりとりが往復書簡みたいなものだな、迂遠な往復書簡だな、と思ったのでそれでいいです。

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創元社 死って、なんだろう?

9784422430706

“世界中の5歳から15歳までの子どもたちから寄せられた、「死」に関する38の質問に、2人の作家と1人のイラストレーターがこたえます。家庭や教室で、死について語り合い、考え、問い続ける、きっかけを与えてくれる一冊です。死を受け止め、考えることは、今を大切に「生きる」ことにつながります”。「死を受け止め、考えることは、今を大切に「生きる」ことにつながります」というのはあらためて考えてみるとそのとおりで、いま起きようとしている戦争やこれから生じる(さらなる)各種の地獄によって明白に命が脅かされている、にもかかわらずそれを直視できないからこそ現政権のやっていることに「知らんぷり」をかましてしまったり、逆張りのように賛同してしまうのかもしれません。我々はみな、例外なく「現実逃避」をしないと生きていけないわけですが、どうせ逃避するならクソみたいな現実を変えること=現実逃避に向かっていきたいですね。

GEZANの新曲「Amrita」にある、

公園で作った砂のお城、蛇口をひねり、見上げた青い空、戦闘機がまたぐ未来、どうやって説明すればいい? 「あの飛行機はね人を殺しにいくところ」

https://linkco.re/ubqMpt5f/songs/4266760/lyrics

という歌詞がここ最近は脳内で繰り返されています。戦闘機に限らず、子どもに対してどう説明すればいいかわからないことばかりですね。子どもに説明できないことはしない、ただそれだけでこの社会はまっとうなものになる気がします。開き直ったダサい大人になっちゃだめよね。

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洛北出版 日常的抵抗への招待

9784903127385

“保護者も、教師やケアワーカーや研究者も、方法や関わり方に傾注するあまり、その子どもの問題を直接に間接に形づくる社会経済的な構造を問うあり方――日常的抵抗――から遠ざかってしまう。ケアや支援でなんとかしていくほうがてっとりばやい、という考え方が優勢になり、社会問題は個人化されていく――「あなたが、私が、しっかりがんばらなきゃ!」”。ゆとり世代だなんだと言われて育った世代なので、だからこそ「誰のせいにしてもいけない(甘やかされているのだから)」という感覚があり、それが政治や社会への無関心=政治や社会に責任を求めず「自力でどうにかしようとする」ことにつながっている、という理屈には筋が通っていると体感しています。本書はそういう自己責任規範に抵抗するためのものになっているのではないか、という期待。

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平凡社 民主主義の非西洋起源について

9784582770117

“私たちが「西洋」と呼んできたものは、いつ、どのようにしてかたちづくられたのか――。国家による統治の外に広がる空間に民主主義の萌芽を見いだし、多種多様な人びとの衝突と対話から立ち上がるもうひとつの世界史を描き出す。「啓蒙の脱植民地化」の出発点にして、最良のグレーバー入門”。平凡社ライブラリー入り。以文社から出た単行本も2020年で思ったよりも昔じゃなかった……。

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草思社 道路をわたる動物たち

9784794228390

“道路は、人間の発展に多大な恩恵をもたらすとともに、自然に対しては破滅的な影響を与えた。ロードキル、生物の生息地の分断、化学物質汚染、外来種の侵入などを招いたいっぽう、自然のために立ち上がった人々は、動物のための道路建設、道路を「自然に戻す」活動、「動物孤児のケア」などを展開し始める”。これは絶対に面白いやつだ……そして大事な本ですね。脱・人間中心主義。

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書肆imasu 随風 03

9784909868237

随筆時評で柿内さんが仲西森奈『ホームページ』(本屋lighthouse)に言及していたり、その『ホームページ』に推薦文を寄せてくれた鯨庭さんが寄稿していたり、随風賞募集のゲスト審査員にこだまさんがいたりと、今号は特に縁のある1冊かもしれません。予約受付中

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今週のお知らせコーナー

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①定期読書会&イベント関連のお知らせ

・3月28日(土)14時〜16時 高橋くん読書会

→今回の課題テーマは、「ここ最近の読書」。3月20日〜22日に開催の北千住BOOK SODOM@北千住BUoYにも高橋くんが演者として出演することもあり(稽古!)、ゆるめのテーマでゆるりとやります。土曜日開催なのでご注意をば。特に申し込みは不要です。自由参加。ツイキャスでも流します。zoom参加希望者はbooks.lighthouse@gmail.comまで連絡ください。

・『物語とトラウマ』ゆる読書会はいったん終了。また別のテーマで読書会をスタート予定です。

②〈特別イベント関連〉

・〈出店イベント〉3月20日(金)〜21日(土)両日13時〜20時、北千住BOOK SODOM@北千住BUoYに出店します。詳細はこちら。主催の遊星Dによる書店演劇「書店からきた女」も開演。どうやら劇団の大道具係が今はなき本屋lighthouse小屋本店をイメージしたセット(販売スペース)を作ってくれるみたいです。ほかの出店本屋もそれぞれの個性や成り立ちをイメージしたものになるとのことで、なんかもうね、これはすごいブックフェスになる確信しかありません。100億兆人やってこい!イベント全体は22日も開催していますが、ブース出店は20日〜21日です。幕張のお店はお休みです。

〈店内イベント〉2026年3月29日(日)13時〜15時 『男と女とチェーンソー――現代ホラー映画におけるジェンダー』刊行記念~ホラー映画を生き残るには?ファイナル・ガールの誕生と成長、その周辺~、開催します。登壇者は訳者の小島朋美さんと北村紗衣さんです。詳細と申込はこちらから

・〈店内イベント〉2026年4月2日(木)18時〜19時30分 未読本の読書会@本屋lighthouse(主催:ほんの入り口・服部健太郎)を開催します。入り口での恒例イベント、幕張にて出張開催。服部さんがとってもとっても楽しみにしているので、みなさまぜひご参加を。詳細と申込はこちら

・〈店内イベント〉2026年4月11日(土)13時〜15時 仲西森奈『ホームページ』(本屋lighthouse)刊行記念イベント「記憶みたいな千葉をめぐって ――市川、船橋、幕張、松戸――」を開催します。登壇するのは仲西さん、『迂闊 in progress 『プルーストを読む生活』を読む生活』の丹渡実夢、そして『千葉ルー』の済東鉄腸でございます。3人の意気込みコメントだけでもお腹いっぱいになるレベル。詳細と申込はこちら。配信(アーカイブ)もございますゆえ。

・〈刊行記念イベント〉4月12日(日)19時30分〜21時、東京・三軒茶屋のtwililightにて「仲西森奈×友田とん「“視線”を編みなおす」」を開催してもらいます。仲西さんの新刊『ホームページ』は今後もいろいろと動きがありますので、要チェックです。ものづくりとかDIYとかそういうワードにピンと来ちゃう人はぜひ。配信もありますので。詳細と申込はこちらにて

・〈店頭フェア開催中〉「Write down your voice.」という日記プロジェクトを始めました。この世界を生き抜くための日記。そしてこの世界を変えるための日記。それを私たちの「声」で作っていくプロジェクト。店頭に設置した共有の日記帳に「あなたの日記」を書き込んでいく試み。気軽にそして真剣に、ご参加ください。詳細はこちら

③読書のSNS&記録アプリ「Reads」のアカウントも取得、運用しています。個人的に読んでいる本を中心に紹介、ただただ楽しくやっております。ウェブストアでは「最近Readsで紹介した本」カテゴリも作りました。現状iOSのみですが、Androidにも対応予定とのこと。見るだけならウェブブラウザでもできるので、ぜひチェックしてみてください→本屋lighthouseのページ

④ウェブストアを移転しました。新ストアはこちらです旧ストアは完全に停止しています。TシャツなどのグッズはSUZURIで販売中です。

ブルースカイのアカウントを開設していました。なお、Twitterの運用はほぼ終了しました。緊急連絡やDM利用などは続けます。あと、Twitterでしか告知ができない/していないアカウントに関わる告知なども、当面の間は続けます。通常のお知らせ系はほかSNSにて同時並行的におこないますので、ご都合よろしいものでチェックしてください。各種リンクはこちらにまとまっていますので、よーちぇけらー٩( ᐛ )و

⑥2024年5月より営業時間を変更しました。土日祝日はこれまでどおり12時〜19時での営業ですが、平日の営業時間を14時〜21時に変更。いままでより2時間後ろにずらします。会社帰りにも寄りやすくなると思うので、ぜひ帰り道に……。

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出版社の方へ:書評や本の紹介記事をこちらのレターにて配信することが可能です。執筆条件はこちらが叩き台になりますので、内容含め気軽にご相談くださいませ。

この新刊チェックは無料にて配信していますが、投げ銭はいつでも大歓迎でございます(50円以上から設定可能ですので、気前が大変よろしいときなどにこちらからお願いします)。

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